HAKA’s blog

ジャニオタ暦半年ただそれだけです

戸塚祥太はかわいい

戸塚祥太

この4文字から連想される言葉は、「奇行」である。らしい。

私としては、戸塚祥太の奇行エピソードなどさして興味は無い。ただ、そのエピソードからも度々浮かび上がる彼の形容しがたい人間性には、大いに心を揺さぶられてしまう。

 

彼を初めて知ったのは、私がキスマイにはまり出してからなので、ABC-Zのリリース曲でいうとスペーストラベラーズの頃である。その頃の私はABC-Zのことがどうも受け付けなかった。ビジュアルも曲調もなんか古いし、衣装もつるっつるだし、全員スタイルが微妙だし、アクロバットの戦隊ヒーロー感~てかワンカメショー~笑、と。総じて「だせぇ」と思っていたのだ。

 

なので、ABC-Zのことは基本スルーしていたため個人個人のことはもちろんドスルーだった。

 

しかし、なにかのきっかけ(おそらくキスマイ繋がり)で「戸塚祥太」をネットで検索する機会があった。あぁ、ABC-Zの人かぁ…綺麗な顔してるなぁ、同い年か、笑顔が堺雅人だな、髪型だっさ、てか今坊主かぁ、(奇行エピソードを読んで)あぁ、しそう。いきなり坊主にしそうこの人。

第一印象は「精神的になんか怖い」だった。

笑うと光の入らない目とか、猫髭みたいなえくぼとか、口角に浮かび上がるブラックホールとか、奇行がどうこうよりも、その美しい外見から溢れる狂気を感じた。

 

この時点で私は戸塚祥太のページを一旦閉じた。見なかったことにした。私が好きなのは、キスマイの若々しく盛ついた雰囲気だ。ABC-Zには、戸塚祥太にはそれがない。

 

キスマイの流れでジャニーズ全体に興味を持った頃から、少年倶楽部という番組を小学生ぶりに見始めた。ABC-Zはそれにレギュラー出演しているため、自然にメンバーを覚えることが出来た。

河合・・・仕切りは上手いが声がうるさい、口元と体型が残念

塚田・・・見た目は個性的で悪くないが、しゃべりと動きがただただ変

橋本・・・歌は上手いがイキってる感じが気に入んねぇ

五関・・・はとこ(10歳)に似てる

戸塚・・・美しいが地味すぎる

 

そんなイメージで数ヶ月たった頃、私の空想タイムに突然戸塚祥太が現れた。

私はキスマイに対して、かっこいいな、かわいいな、という気持ちはもちろんあったが、リア恋的な感情はほとんど無かった。正直、キスマイが好き、というよりはキスマイになりたい、という気持ちのほうが強かったのかもしれない。なので、空想タイムでのキスマイと私の関係は、いつも”いち共演者”だった。

そんな私の脳内打ち合わせ現場に、突然リア恋枠して戸塚祥太が現れたのだ。

自分でも謎だった。なぜ、ここにきて、戸塚祥太…?

ちなみに空想タイムはとてもプラトニックなものです。

 

それからというもの、ABC-Zを見る目が多少和らいできた。

河合くん・・・うるさいけどなんか憎めない、愛嬌がある

塚ちゃん・・・変なとこがイイ、愛嬌がある

橋本くん・・・あ、若いんだ、かわいいじゃん、愛嬌がある

五関くん・・・一人だけおじいちゃんみたい、愛嬌がある

とっつー・・・髪が伸びた(リア恋)

 

それまでABC-Zのオリジナル曲はスペトラとFOくらいしか耳に残っていなかったが、ある日の少クラでABC-Zがラブソングメドレーを歌っていた。(リアタイはスルーしていたので、後日放送されたセレスペで)

 

そこで彼らの「ずっとLOVE」という曲を初めて知ったのだ。

なんというか、どツボだった。曲調も好みだが、特に歌詞に目がいった。

「愛する君の手をつないで時が止まる交差点で」

「ずっと」「愛を呼べ」

あぁ、これは彼らからファンに向けてのメッセージだ、と感じた。

 

ABC-Zって楽曲も悪くないのでは?とさっそくアルバムを借りてみたら、結局どツボったのはこの一曲のみだったのだが、これを期に今までのPV動画を見てみたのが全ての始まりだった。

 

ABC-Zってすげぇ

ワンカメでPV撮ってるすげぇ

改めてアクロバットすげぇ

 

この人たちのパフォーマンスって、すごく”ジャニーズ”で”SHOW”で”プロフェッショナル”だ

この人たちのSHOWを観ていたい、と思った

 

そして、ずっとLOVEの歌詞を書いたのが戸塚祥太だと知る

 

戸塚祥太ァーーーーーーー!!!!!!!

 

衝撃だった。

アイドルが自ら作詞をしたとき、大抵は個人的な思いが強いプライベートソングになりがちだ。個人から個人、もしくは個人から不特定多数。

しかし、ずっとLOVEの歌詞はちゃんと、グループから不特定多数に向けられている。

ABC-Zからファンに向けられているのだ。

 

私は戸塚祥太に落ちた。

その頃ちょうど世間でいう戸塚祥太マンスの4月だったので、映画の舞台挨拶や主演舞台で生戸塚を拝めたもんだからそれはそれは加熱した。

 

常識的なようでぶっ飛んでいる、理論的なようで本能的、面倒くさいようでアバウト、なんとも形容しがたい。それがいい。ファンの勝手な考察で解析できないところにアイドルはいるのだ。

確かなのは、その美しさと、紡ぐ言葉の誠実さと、ギターとバンダナ、口角に浮かび上がるブラックホールのみである。

 

ただ一つ、私が勝手に感じたこと。戸塚祥太は自らの意思で坊主にした理由を「自分はグループに不必要だと思った」という。彼は自分の武器が何なのか、迷いがあったのだろう。仕切り、アクロバット、歌、ダンス。他の4人が明確で強固な武器を手に猛進する中、彼の武器はその美貌とセンスであり、俳優業や執筆活動を担うといった、グループ活動とは少し離れた場所向きだった。

しかし、戸塚祥太はオールマイティに何でもこなせるからこそ、グループ内では目立つ武器を持たない。それでいいのだ。その存在が、誰よりも大きく強固な”盾”であるように、その守り役から解放された一瞬の隙をついて魅せる、全身から溢れ出る美しさこそが武器なのだ。

 

 

とまぁ、リア恋とは言ったものの、いちABC-Zファンとなった今となっては私はただの戸塚担である。応援しよう、とただただ思う。

 

ふみきゅん・・・最高にかわいい!

塚ちゃん・・・最高にアウト!

はっしー・・・末っ子最高!

五関くん・・・最高のダンス!

戸塚祥太・・・最高に戸塚祥太

 

で、ある。